CHITCHAT ( BLOG )

８月…
小学館の編集長の方から問い合わせがありました。

フランス・パリに本店を置くハイジュエリーメゾン
Van Cleef & Arpelsの
Alhambra(アルハンブラ)シリーズを
インスパイアされた刺繍の依頼です。

率直に面白そうな仕事…

Van Cleef & Arpelsと言えば…
ダイヤモンド商かつ宝石細工職人の家に生まれた
アルフレッド・ヴァン クリーフと
宝石商の娘のエステル・アーぺルの２人が築きあげたメゾン。

四つ葉のクローバーに着想を得たアルハンブラ コレクションは
1968年の誕生以来、メゾンを象徴するアイコンとなっています。
「幸運になりたければ、幸運を信じなさい…」
というジャック・アーペルの口ぐせを
形にしたコレクションです。

このストーリーを聞いてワクワクしました。
Lemmikkoは刺繍で人々を楽しませたいという願いもあるので
そこは共有しているところ…。

そして、今回その作品を皆様にご覧いただける冊子
ライフスタイル＆ファッションマガジン、Advanced Time

全国紙ではなく地域限定配布のため
なかなかお目にかかれませんが
見た方はラッキーですね！

さてさてその作品ですが…
まずはラフ画の提案です。
時間がなかったので最初は色の差し込みは無く
鉛筆での提案。
アルハンブラのアイコンである四葉のクローバー。


このモチーフをメインに描きました。

刺繍をしやすくするために
後で色を付け加えました。
２人の家の庭に生える四葉のクローバー。
その周りには自然豊かな動植物が共存し
幸せを運んでくれるような
そんな庭をイメージして描きました。

そのラフ画を基に…
・アルハンブラのモチーフであるクローバーは
ラフィアと丸ビーズで立体的に刺繍。
・小さなクローバーは
スパンコールで無数に表現。
四葉のクローバーを探してください！
・クローバーの花（シロツメクサ）も
スパンコールでそれっぽく仕上がりました。
・カラフルな花は
変形スパンコールを組み合わせた花に仕上げました。
この変形スパンコールは以前chitchatで書いた
変形スパンコールの使い方はこの花でした。
無造作に並べたスパンコールは
可愛らしい花にもなりますよ！
皆さんも自由に遊んでみてください。
新しい発見が見つかります…。
・そして蝶は
糸と羽根で表現しました。
リアルな蝶ではなく可愛らしい蝶に…。
でも、エレガントさは忘れずに！
・ヤモリは
面白くユーモラスに表現しました。
こんな爬虫類はいないのですが…。

どうでしたか？
楽しめたらLemmikkoとしては“幸せ”です。








今度のプチワークショップ（ショップオープン日）に特別にお見せします。
素材の使い方も是非見てください。